規制産業に必須!セキュアなWebページ翻訳
近年、多くのユーザーが直感的にブラウザーの拡張機能を使って外国語Webサイトを翻訳して閲覧しています。しかしその利用方法は、無料翻訳サービスの利用と同様にテキストが第三者サーバーへ送信され、情報漏洩や学習に使用されるリスクを伴います。特に、防衛、医薬、金融など、国民生活への影響が大きい規制産業では、情報セキュリティの基準が厳格に定められており、このリスクを見過ごすことはできません。本記事では、Webページ翻訳に潜むセキュリティ上のリスクを整理し、シストランが提供する安全な解決策を解説します。
01情報を危険にさらすWeb翻訳の3つの場面
1. 秘密調査を行うとき
たとえば警察の犯罪捜査や、企業の開発戦略のための技術動向調査。こうした「誰が・何を調べているか」が外部に漏れるだけで、活動全体が危うくなります。
翻訳リクエストを通じて送信されたテキストとIPアドレスから、調査対象や関心領域を推測される可能性があります。国際犯罪捜査のケースでは、捜査対象に察知されれば、当局がどの組織や人物をマークしているかが伝わり、相手側が身を隠したり、逆に偽情報を流し込んだりする可能性があります。
2. 社内ポータルや研修資料の翻訳
社内ポータルには、経営計画や営業戦略、価格表といった社外秘の情報に加え、研修資料や製造工程など事業ノウハウも掲載されます。本来は多国籍の社員にも広く活用してもらいたいところですが、セキュリティ上の理由から外部翻訳ツールを使えないため、担当者が別途翻訳版を作成せざるを得ません。その結果、情報の共有にタイムラグや格差が生じてしまいます。
3. Webベースの業務システム利用時
CRMやチケット管理など、業務システムの多くは今やWebベースです。海外製の最新システムを導入しても、インターフェースや操作マニュアルが日本語化されていなければ現場の利用が進まない、という声は少なくありません。さらに、海外顧客とのやり取りを現地語のままシステムに残してしまい、本社側での管理が難しくなるという課題もよく聞かれます。
しかし、ここで無料翻訳ツールを使ってしまうと、顧客データや業務プロセスが外部に送信されることになります。規制産業では「第三者にデータを渡さないこと」が求められるため、特に注意が必要です。
02シストランの解決策
Chrome拡張機能:SYSTRAN Translator(Edgeでも使用可能)
シストランは、お客様専用の翻訳サーバーを提供し、機密文書を外部に出さずに安全に翻訳できる環境を実現します。Webページ形式の資料であれば、コピー&ペーストして翻訳する必要はありません。ChromeやEdgeに対応したSYSTRAN Translator拡張機能を使えば、自社サーバーに接続してWebページ全体を翻訳することができます。さらに、事前に専門用語や独自用語を登録しておけば、翻訳結果に正しく反映されます。
デモ動画
03まとめ
無料Web翻訳ツールは便利ですが、誤って利用すると機密情報や調査活動が外部に漏れるリスクを伴います。特に秘密調査、社内ポータル、業務システムといった場面では、「第三者にデータを渡さないこと」自体が重要なセキュリティ要件となります。
シストランは、厳しい規制環境下において多数のオンプレミス導入実績があります。お客様専用サーバーとChrome拡張機能を組み合わせることで、セキュアかつ正確にWebページを翻訳できる環境を実現します。セキュリティを確保しながら多言語活用を推進するために、外部に依存しない翻訳基盤を導入することが、これから企業に求められています。
「自社の厳しいセキュリティ基準にも対応できるのか?」、「どこまで正確に翻訳できるのか?」など、気になる点がございましたら、こちらからお気軽にお問い合わせください。